自分はがんかも知れないという不安に襲われる「癌恐怖症」はどうしたら良いか?

癌恐怖症という言葉を聞いたことはありますか?

2人に1人ががんになる時代ですから、誰もが多少なりともがんになってしまうことを心配しながら生活していると思いますが、その思いがとても強い人を癌恐怖症と言います。

ある日病院で「がんの疑いあり」と言われたら、検査結果を待つその期間、不安で胸がいっぱいになり「自分はがんではないだろうか」「でも自分ががんになるはずはない、きっと陰性だ」「でも、不摂生な生活を長年しているし…それが原因でがんになってしまったかも」などと悶々と心の中で繰り返してしまいますよね。

どっちつかずで何もできないこの時間が実は人間にとって、がんと断定されたあとよりも辛いと言われています。

癌恐怖症はこれと似ているように思います。

がんの疑いありと言われたわけではなくても、自分自身が不安をあおり、自分で自分をそのような恐怖に陥れている状態です。これが続けば精神的にまいってしまいますね。
もし、癌恐怖症で辛い思いをしている方がいらっしゃったらこの記事を読んで一つでも参考にしてみてください。

癌恐怖症とは

改めて癌恐怖症とは「がんという病気への過剰な不安や恐怖を抱えてしまう病気」です。
疾病恐怖症の一つで、がん恐怖症の場合はがんに特定して抱く「がんになってしまう(なってしまった)のではないか」という異常な不安や恐怖心です。

少しの痛みや体の不調をがんだと思い込み、絶望感を抱えてしまうという特徴があります。

癌恐怖症は意外と多い

こんなふうに聞くと、「そんな人は異常だ」と思う人もいるかもしれません。

実際、癌恐怖症の人はそれほど心配ない些細なことにも大げさに反応しているように思いますが、がんになるかもしれないという思いは誰もが多かれ少なかれ抱いているのではないでしょうか。
考えられないほど異常な心理ではないと思います。

癌恐怖症の人は「軟便が続いているからこれは大腸がんじゃないか」「喉が痛いから喉にがんがあるのでは」と不安でいっぱいになってしまいます。

確かに、他の疾病にもあてはまったり一時的な体調の変化による症状でもありますから、多くの人は「がんかもしれない…」と不安で頭がいっぱいになることはないかもしれません。
しかし、このような癌恐怖症の人は意外と多いものです。

さらに癌恐怖症の人は、一つの心配ごとが消えてもまたすぐに次の心配ごとを背負い込んでしまい心の負担はエンドレスなのです。

どうしたら良いのか?

では、このような辛い気持ちを改善するにはどうしたら良いでしょうか。
改善には以下のようなことが考えられます。

十分な検査を受ける

がんを心配していながらも、確認するために病院に行くということをしていない人はとても多いように思います。病院に行って、がんだと言われるのが怖いという理由です。

少しの体調の変化で敏感にがんを疑ってしまう人は、第三者にがんじゃないと断定してほしいという気持ちが強いように思います。しかし実際に心配ごとをつぶす行動をしないということが多いのです。心配で居ても立っても居られないけれども、近くの病院を調べてたずねようとはしていないのです。

がんでないと判断できるのは病院で検査を受けるよりほかにありません。医師に「その痛みはがんじゃないですよ」と言ってもらうのは大きな安心につながるのではないでしょうか。

がんにならないとされる生活を送る

がんになるかもしれないという過剰な恐怖心の理由の一つに、がんになりやすい生活を送っているということがあるかもしれません。

「最近ストレスを感じる生活を続けているので胃がんになったかもしれません」このようにおっしゃる人が多いのです。自分なりに心当たりがあるのです。
この場合、ストレスがかからない生活を送ることができれば少なくともこの心配の種はつぶすことができます。

日常生活全般を自信を持って健康的だと言えるようなものに変えるのはいかがでしょうか。

実はがんを予防する方法というのは、特別なことをするのではなく、食事、運動、睡眠に気を配るという人間にとって当たり前の生活を続けることにあります。
この習慣が癌恐怖症という心の病を悪化させることはまずありません。やって害は何もないのですから試してみてください。

精神科や心療内科を受診する

癌恐怖症は心の病気です。検査の末にがんでないことがわかっても、心配でたまらないという場合は、精神科や心療内科を受診することが一番だと思います。

癌恐怖症の人は医師に大丈夫だと言われても「誤診の可能性もある」「検査していない他の部分ががんかもしれない」などといろいろな理由を探し出して心配しています。ここまでいくと、理屈ではなく心が蝕まれている状態ですから根本的に解決するには心の専門家に相談するのが一番です。

精神科や心療内科は敷居が高いと感じるかもしれません。しかし、その場限りではない解決法が見つかり、がんへの恐怖から離れることができるかもしれません。

癌恐怖症を克服するために専門家に話を聞いてもらいましょう

癌恐怖症というのは、いつも死の恐怖を感じている本人も辛いものですが、周囲の人も辛いものだと思います。「そんなに心配しなくても大丈夫だよ」という言葉が伝わらず助けてあげられないからです。

本人が何か動いて自分を少しずつ楽にする努力を重ねる必要があります。

最終的な手段は精神科やカウンセラーに話を聞いてもらい専門的なケアを受けることだと思います。自分は精神病なんかではないと思う人もいるかもしれませんが、病院に行くことは何かに負けることではありません、自分を楽にし、より明るく生活を送れることを願っています。

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