【がんの初期症状一覧】こんな症状が出たら病院に行ってみよう!

今回は主ながんの初期症状についてご紹介します。

どんながんでも、初期の段階では体に大きな変化はないため「ストレスが原因かな」などと見逃されてしまうことがあります。

以下を参考にし、気になる症状があったときは早めに病院を受診してみてください。

大腸がんの代表的な初期症状

血便・便秘や下痢などの便通異常・腹痛

大腸がんは大腸の粘膜に発生するがんです。高齢化と食生活の欧米化などが原因とされ、罹患数は年々増えています。男女別に見ると全がんのうち男性が3位、女性が2位(国立がんセンター最新がん統計より)と日本人にとって身近ながんの一つといえます。

大腸がんは大腸の壁の内側の粘膜に発生し、進行するにつれて外側に向かって入りこんでゆきます。

粘膜まででとどまっている早期がん(0期から1期の一部)までは通常、症状はありませんが、それ以降がんがある程度の大きさや深さになると、血便・便秘や下痢などの便通異常・腹痛などの症状が現れます。

大腸は管状に長い臓器ですが、がんができた場所によって症状の現れ方は異なります。結腸の右半分にできると、出血や便通異常・腹痛といった症状は起こりづらく、結腸の左半分だと便通異常や腹痛の症状が出やすく、直腸だと血便となって現れやすいという傾向があります。

肺がんの代表的な初期症状

咳・(血)痰・息切れ・呼吸困難・胸痛・声のかれ・呼吸時のゼーゼー音・頭痛・吐き気・手足の麻痺・黄疸

肺がんは気管や気管支、肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したものです。

罹患数は40代後半から増え始め、年齢が高くなるにつれ多くなります。肺がんの原因というと、まっさきにタバコが思い当たる人も多いと思います。その通り、肺がんの主な原因は喫煙です。しかし、肺の奥の方にできるタイプのがん(肺野型)は喫煙との関連性が低く、非喫煙者でも発症します。

肺がんは無症状のうちに進行し他のがんより転移しやすいという特徴があります。痰の検査をするのは、痰は肺の入り口に近い気管支から分泌されるのでそこにがんができると痰の中にがん細胞が混じるようになるからです。

また、肺がんは脳や骨、肝臓などに転移しやすいので、それらに関係する症状である、頭痛、吐き気、手足の麻痺、黄疸などといった症状が現れることもあります。

胃がんの代表的な初期症状

慢性的、あるいは食後の胃の痛み・胸やけ・腹部膨満感・お腹の痛みや違和感・極端な体重減少・強い口臭・タール便

胃がんは塩分の摂りすぎ、野菜や果物の不足などといった食生活の偏りや、ヘリコバクターピロリ菌の感染などによって胃の粘膜に炎症が起こり萎縮性胃炎を引き起こした結果、細胞ががん化することで発生するとされています。

日本人に最も多くみられるがんですが、早期胃がんで発見されれば根治率は90%と高いので、上記のような症状があったら早めに病院を受診しましょう。

胃痛などは、ストレスが原因などと軽く考えられるため放置されがちですので注意しましょう。また、タール便と言われる黒い便が出た場合も胃がんの可能性があります。タール便は、がんが原因の出血で便に血が混じることで起こります。タール便は胃がん以外にも食道がんや大腸がんの可能性があります。

乳がん代表的な症状

乳房のしこり・わきの下のリンパの腫れや腕のしびれ・乳房のえくぼ・皮膚のひきつれ・乳頭からの分泌物・乳房のあざ

乳がんは30歳前後から増え始め、50代~60代でピークとなります。若年性乳がんといって、20代30代で発症する人もいます。また、かなり少ないものの、男性でも乳がんになることがあります。

また、多発性、若くして乳がんになった人、卵巣がんと乳がんのどちらも発症する人のなかには、遺伝性乳がんの人もいます。遺伝性乳がんは乳がんの5~10%と言われています。(日本乳癌学会ホームページより)

乳がんは、検診などで発見されるケースと自覚症状で発見されるケースがあります。

自覚症状として多いのは乳房のしこりです。これは比較的わかりやすい症状です。そのほか、乳房の痛み、乳房のえくぼ、皮膚のひきつれなどです。また、わきの下のリンパの腫れや腕のしびれなどもあります。

がんによる乳頭からの分泌物がある場合、血が混じることがあります。そして、少数ではありますが、炎症性乳がんの場合は乳房にあざがみられることもあります。

乳房にできる良性腫瘍にも乳がんと似た症状があります。たとえば乳腺症や線維腫瘍は乳房の腫れやしこりなどを引き起こします。

乳がんは患部に直接触れ、セルフチェックができるがんですので、定期的にチェックして異変があったら早めに病院を受診したいところです。

膵臓がん代表的な初期症状

腹痛・胃の不快感・背部痛・食欲不振・下痢・黄疸

膵臓がんは年々患者数が増加していて、男女ともに50代から70代に多くみられます。

膵臓は食べ物の消化と血糖値の調節をする役割を果たしていますが、消化を促す膵液の通り道である膵管にできる「膵管がん」が膵臓がんの9割を占めています。一方で、膵臓の中にある、ランゲルハンス島という血糖値を調節するホルモンを分泌する部位で発症する「神経内分泌がん」というがんもありますが、これはすい臓がんの2~3%と少数です。

膵臓は症状が出づらく見つかりづらいという特徴があります。がんが進行して腹痛、胃の不快感、背部痛、食欲不振、下痢などの症状が出て見つかることが多くなっています。

膵管にできたがんが大きくなって膵管を塞ぐと胆汁を運ぶ通り道である胆管が圧迫されるため黄疸の症状も見られます。肝臓、十二指腸、胃など消化器系の一番深いところにあり、周囲のリンパ節や血管や隣り合う臓器に転移しやすいという特徴もあります。

神経内分泌がんの場合は症状があるからといって必ずしも進行しているわけではなく、自覚症状が早期発見のカギになります。過剰にホルモンが分泌されるタイプのインスリノーマでは低血糖で意識が朦朧とすることがあります。

糖尿病との関係も深く、膵臓からのインスリンの分泌が低下したために糖尿病を発症したり糖尿病が進行することがあります。

どれも、膵臓がんに限った症状ではないため、早期発見の目安にはなりません。おかしいな、と感じたら早めに病院を受診するしかありません。

子宮体がん代表的な初期症状

出血・月経の周期の乱れ・おりものの量や質の異常・排尿痛・性交時痛・骨盤内の痛み

子宮にできるがんは子宮頸がんと子宮体がんの2つに大別されます。

子宮体がんは閉経後に増加するため、年代別に見ると女性の40代後半から60代頃にピークを迎えます。以前は子宮頸がんに比べ子宮体がんは少なかったものの、最近では子宮頸がんに迫る勢いで増加しています。

症状のうち、月経時以外の不正出血は子宮体がんの人のおよそ90%が経験するとされています。さらに、早期の段階で不正出血を起こすことが多く、少量でも出血があればすぐに医療機関を受診することで早期発見が可能ですので、不正出血を見逃さないようにしましょう。

また、おりものに関しては水っぽかったり、血液や膿が混じる、悪臭がするなどと言った特徴があります。他にも、子宮の奥にがんが入り込んで子宮が大きくなってしまうことによる腰痛・腹痛といった骨盤内の痛みが出ることがあります。

悪性リンパ腫の代表的な症状

首やわきの下、足の付け根などリンパ節の多い部位の腫れ、しこり・発熱・体重減少・寝汗・貧血

悪性リンパ腫は血液がんの中でも患者数の多いがんです。罹患数は40代頃から増加する傾向です。

血液中のリンパ球ががん化して、リンパ管を通じて全身に散らばり、リンパ腫というかたまりをつくります。それらがしこりやこぶを作りますので、体の表面にできたものは自分自身で見たり触ったりすることができますが、リンパ腫は肺や胃や腸など内臓にも発症します。

また、しこりやこぶは痛みがない場合も多く、病院を受診するのが遅くなりがちです。しこりが長く続くような場合や、そのほかの症状も併発している場合は早めに病院を受診しましょう。

何か症状があれば迷うより受診することをおすすめします

医師と夫婦

気になる症状があってもなるべく病院に行きたくないという気持ちは多くの人に共通しているのではないでしょうか。「まさか自分ががんになるわけはない」「でも、検査でがんが見つかってしまったら怖いな」などという複雑な気持ちがあると思います。

しかし、医師に診てもらい、がんでなければすっきりしますし、万が一がんだったとしても、早く発見したということは恩恵のほうが大きいはずです。

もし、この記事をお読みの方で病院に行こうか迷っている方がいれば、一度勇気を出して病院に行ってみてください。

Leave a Reply

Your email address will not be published.